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iPhoneに突然現れるりんごループという恐るべき症状 危険な信号と起きた時の対処法について解説
[2020.11.13] スマホスピタル秋葉原
りんごルーム(システムループ)とは?
まずこちらの画像をご覧ください。
画像その1
画像その2
画像1と2を無限に繰り返ししまう状態。
これこそがシステムループ、いわゆるリンゴループと呼ばれる症状になります。
この症状が出ている方は、システムループ状態とお考えください。
では、続きましてまずはご自身でトライできる方法からご紹介してまいります。
対処法その1 強制再起動
エラーを吐いてしまい起動そのものがうまくできない、という場合であれば強制再起動でうまく治るケースがあります。
しかし、注意して頂きたいのは強制再起動という方法はそこまで推奨できる方法ではありません。
appleとしては、強制再起動をした結果としてデータ破損などはないという事を伝えておりますが絶対にないと
断言するのは少々、難しいと思いますので念のため、その覚悟は行った上で行ってください。
機種別強制再起動方法
・iPhone6・6s・6plus・6splus・第一世代SEの場合
画面下部にあるホームボタン(丸いボタンです)こちらと電源のONOFFであったり画面をスリープさせる際に使うサイドボタン。
この二つを同時に押してください。
数秒押し続けますと、画面がブラックアウトします。
その際にもボタンをずっと押し続けましょう。
そのまま待機して頂くとappleのロゴマークがでます。
上記の手順で強制再起動処理は終了となります。
・iPhone7・7plusの場合
上記と違う方法なので気を付けましょう。
画面のスリープをするサイドボタンと、本体右についているボリュームボタン(下)を同時押しです。
その後の流れは上記と同じですのでその手順を繰り返してください。
・iPhone8以降の場合
ボリュームの上ボタンを押してすぐ放す。
ボリュームの下ボタンを押してすぐ放す。
本体左についているサイドボタンを電源が切れるまでずっと長押ししてください。
その後、appleロゴが現れてうまく進めばパスコードロック画面に入れるかと思います。
その3 SIMカードを抜いた状態で起動してみる
SIMカード自体に問題が起きており、読み込みの際にエラーとなるケースがあります。
その際はSIMカード自体を引き抜いて電源をつけることで回復することがあります。
その状態で電源が入るようであればSIMカードに問題あるので契約しているキャリアに相談し
新しいものを用意してください。
その3 パソコンにつないでの復旧方法 アップデート編
ここから先は、上記と比べると若干の手間があり少し大変ですので頑張ってください。
まずはパソコンを用意しましょう。
ない場合当然ですがこの方法は使えません。
パソコンにiTunesをインストールしてください。
既にインストールしているという方は念のためにバージョンが最新になっているかをよく確認しましょう。
iTunesを起動してケーブルでiPhoneとパソコンをつないでください。
きちんと認識されますと「アップデート」「復元」という2つの選択項目がでてきます。
必ずアップデートを選んでください。
そのままアップデートが無事に進みインストールが終われば、データなどは基本的に以前のままでご使用いただけると思います。
その4 パソコンにつないで復旧方法 復元編
最終手段一歩手前状態ですし、ユーザーにとっては最終手段です。
こちらは先ほどのアップデートとは違い、工場出荷時に戻す、つまり初期化です。
「データを復元する」のではなく「初期状態に復元する」ということなので間違えないようにしましょう。
無事にうまくいっても、初期化状態なのでデータは当然ありません。
どうしてもアップデートがうまくできない、そのため初期化せざるを得ない、という状況以外では使わないようにしましょう。
ちょっと番外編 そもそもパソコンに認識されないんだが?という方法の場合
この場合ですと上記の手順の中に入れ込む作業になります。
まず最初の手順は同じであり、iTunesを起動した状態でケーブルでパソコンとiPhoneをつないでください。
その際に、最初の項目で説明している強制再起動方法を試してください。
一度ダメでも何度か行ううと上手くケースも実際にあるので時間の許す限りトライしてください。
ここでうまくいったらアップデートを先に選んでください。
何回でも書きますが、復元=初期化です。
どうしようもない時まで選ばないようにしましょう!!!
もしも上記の方法でダメならどうすればいいの編
正直いいますとそのiPhoneはかなり厳しい状態に晒されている可能性があります。
まず知っておいてほしいのは、システムループになってしまう原因です。
・その1 基盤(メインボード)の破損
iPhoneのシステム、パーツの動作はいわゆる基盤を通してすべてが作動する仕組みです。
最も根幹的なパーツとなります。
このパーツ自体に何らかの不具合、例えば衝撃などのダメージが蓄積され、損傷してしまった。
或いは水分が入ってしまい、チップがショートしてしまった場合です。
最近のiPhoneであれば耐水性を持っているのが当然ですが、それでもあくまで耐水機能です。
時折、動画サイトやSNSであがっているような水中撮影だったり、試しにお風呂に沈めてみた、といった行為を
真似たことがあるのであれば、そのダメージが表面化した可能性は高いです。
・その2 システムソフトウェアのクラッシュ状態
内部システム、この場合で言えばiOSがエラーを吐き続けている状態です。
精密機械の精密なシステムソフトウェアである以上、なにかが原因で動作を読みこめないケースに該当します。
目に見える物理的な破損でないためにパーツ交換などの方法で直るケースは今のところ確認できません。
例としては少ないですが、いわゆる脱獄と呼ばれる行為をしていたり、本来入るはずのないアプリなどを入れていると
起きる現象とも言われています。
・その3 アップデートの失敗
近頃ご相談を頂く件数ナンバーワンです。
とてもシンプルな原因でiOSのアップデートがうまくいかずにシステムループに陥った、というものです。
その原因の大半は容量不足によるところが非常に大きいです。
容量不足の状態でアップデートが始まってしまうと、新しい機能を入れる余地がない所にデータを詰めるだけ詰めていきます。
しかし、当然入りきらないためシステムがエラーとなり、この状態に陥ってしまうというものです。
iPhoneのアップデートは基本的に最新のものがきたら自動的に行うように設計されています。
そのため深夜にアップデートを行い、朝起きたらループ状態、という件数が非常に多いのです。
もし、心当たりのある方はまだiPhoneに問題がないなら自動アップデートをオフに、またいつきてもいいように
常に容量には余裕を持つようにいたしましょう。
発生してからでは遅いのです。
上記の理由でシステムループに陥ってしまった場合
残念ながら、基本的にはもうあきらめる方向で考えるしかないかもしれません。
他に方法がないわけではありません。
例えば、フリーソフトなどでシステムの読み込み順番を変えたり強制起動させるようなものも存在していますが
それが使えるかはやってみなければわかりませんし非推奨の方法になってしまいます。
可能性は低いがパーツ交換で直るケースも
正直に申し上げますと、復旧率は低いのですがパーツ交換を試すとクリアできる場合があります。
その中で変えることが多いパーツはバッテリーです。
長くご使用いただいている機種ですと、バッテリーの劣化が激しいものがあります。
そのために起動に必要な電力を確保できずに、システムループと似たような症状を出しているのです。
よって厳密にいえば、似た症状であるがシステムループではない、という事になります。
ただ先ほども申し上げましたが、復旧する率はかなり低いとお考えください。
まとめ
上記の各方法でもダメであれば新たに購入する必要があります。
ですので、当店としてもアップルケアといった保証サービスには強く入ることをおススメいたします。
パーツの交換修理で難しいようであれば、保証サービスでさくさく新しいものを手に入れましょう!!